先端医療に携わる医学博士が推薦する
健康体操ラフィーラ
当クラブに 25年以上の継続会員でいらっしゃる 医師 福島雅典 先生より 特別寄稿を頂戴しました。
福島雅典氏
(財)先端医療振興財団 臨床研究情報センター長
京都大学名誉教授 医学博士
1973年名古屋大学医学部卒業。
名古屋第二赤十字病院、京都大学大学院、浜松医科大学助手を経て、1978年より愛知県がんセンター病院内科診療科医長。2001年より京都大学医学部附属病院探索医療センター検証部教授、2003年より外来化学療法部長を兼任。2007年より現職に就く。大学における新しい治療法の開発力を強化するために文部科学省がすすめる国家プロジェクトのリーダーを勤めている。特に力を入れているのは再生医療の実用化である。医師のバイブルである医療事典として世界中で聖書の次に多く読まれている『メルクマニュアル日本語版』の総監修、米国国立がん研究所によるがん情報PDQ監訳・監修を行う。その他著書多数。
〜珠玉の健康指針〜
歯を磨くようにからだを磨く
ラフィーラを始めて25年
私がラフィーラに通うようになって25年になる。きっかけは『ジョギング等の普通の運動と違って呼吸も脈拍も速くなりません。心拍数が多いネズミは寿命が短いですよね。脈が速くなるということは、心臓がそれだけ多く働くわけで、よくないのでしょう』という大原先生の一言だった。初めてレッスンを受講した際に、からだが隅々まで活性化し、呼吸法による心の落ち着きを体感したことを今でも覚えている。
血圧が安定し、眠剤もいらなくなった
週に2回、25年間続けて、その効用はいくつか証言できる。
始める前と比べて、ずっと年をとっているのに関らず疲れを覚えることがない。
以前は時々飲んでいた眠剤を飲まなくてもよく眠れる。
血圧は120で安定している。
階段を駆け上がっても息切れはない。
正しい姿勢の方が気持ちよくなった。
風邪をひかなくなった。
時々、人から『若く見えるが何か秘訣は?』と聞かれたりする等々。
そう、ラフィーラの真価は、続ける者のみが享受できる。
医学的に理にかなったラフィーラ理論
『毎日歯を磨くようにからだを磨く』大原先生の言葉だ。私がいつも感心するのは、折にふれ健康に関わる大切なことがらを誰もが納得する言葉でわかりやすく話されることだ。とくに繰り返し語られるのは、『ラフィーラでふだん使わない筋肉を使うことにより、からだの隅々まで酸素を送り届ける』『からだを内観する・・・からだの隅々まで血行が良くなっていることを感じとる』等々。
ラフィーラは医学的に非常に理にかなった理論であり、心と身体の原理への深い洞察に基づいて完成されていることがよく分る。
“ほんもの” の健康法ラフィーラ
老化は廃用による。使われない組織は萎縮していく。脳も筋肉も、使っている組織の機能はよく維持される。実は、この医学的事実、というか自然の摂理の重みをからだで覚えて、すべての組織を活かすことが健康法の極意の一つであろうと思うが、凡人にはなかなかたどりつけない高みだ。若い時からの習慣にとっぷりつかって、自堕落に衰えていくのが凡人である。『毎日歯を磨くようにからだを磨く』という言いまわしには凡人にもできる「きっかけ」がある。誰でも歯を磨かないと不快である。そのようなことをしていたら、いずれ歯を失うことになる。からだも同じことなのだ。ラフィーラを終えた時の軽くなった感覚をからだと脳が覚えれば、「歯を磨くように」習慣化できる。ふだん使用しない筋肉の萎縮を防ぎ、からだ全体を活性化でき、そして老化を防ぐことにつながる。
今日、健康法に関する情報は巷に氾濫しており、安易なものも多い。医学的専門家によるものもあるが、本当に身につく”ほんもの”がどれほどあるかは疑わしい。かつて流行したものを思い出してみると枚挙にいとまがない。それらは今どうなっているのだろう。それらと違ってラフィーラは易きにつくことなく実に地道に普及してきた。
体操の効果は回数と継続年数による
京都大学医学部探索医療センターによるアンケート調査(2005年)は、私の経験のみならず多くの体験者からの報告を裏付けるとともに、みごとラフィーラの真実を明らかにした。
ラフィーラの効果は、一週間に行う回数、継続年数によってますます顕著になるのである。何よりも重要なことは、高齢になればなるほどその効果は著しいという医学的に重要な、驚くべき事実だ。これは、介護のいらないからだをつくるという理念と理論を証明する結果である。
ラフィーラの実態と効果は第5回日本抗加齢医学会総会にて発表され(2005年)、インド医学専門誌に論文として掲載されている(2007年)。
正しい最先端医療とは
昨今注目されている万能細胞(IPS)等の再生医療の研究は、実は決して最先端の医療ではなく、本当は自分の中にある細胞を自分の力で蘇生させること、それこそ最も正しく新しいのである。最近では骨髄や皮下脂肪に幹細胞という全ての細胞の再生に役立つ細胞が存在することも解っており、これは年齢と共に減ってくるが運動することによって一定量維持され、うまくからだを使うことで血液の中に取り込まれ易くなるとも考えられる。そうしたことを総合してラフィーラのような体操を自ら行うことが大変重要である。
ラフィーラは独自の理論と体験から生まれた実践的な智慧であり、再生生理学からも納得できる論理である。
珠玉の健康指針
『毎日歯を磨くようにからだを磨く』という言葉はまさに珠玉の健康指針である。
介護のいらないからだをつくる。活力ある健康長寿社会をつくり上げる。それは私たちの願いであり、今を生きる世代の責任である。
ラフィーラの普及はその恩恵に預かる者の使命である。
会員様からのお声です!
H・Kさん (80代・女性)
元々、家業のレストランで仕事をして活発に動いていました。ところが突然、くも膜下出血で倒れて2ヵ月ほど入院。それ以来、記憶力が低下して言葉が出にくくなってしまいまし た。娘の強いすすめでラフィーラ体操を始め、1ヵ月で杖なしで歩けるように。徐々に体に自信を取り戻し、笑顔も増えて 楽しく日々を過ごすことができています。
Y・Sさん (30代・女性)
ある朝、自宅の階段で足を滑らせて、尾骨を折ってしまいました。数カ月たっても、ふとした時間に痛みがあり、お尻をかばうように生活していました。そんなとき、母にラフィー ラ体操へ連れ出されました。通い続けるうちに、体の老廃物だけでなく、心のそれも取り去ってくれるように感じ、やりたいことに挑戦する決心ができました。
N・Kさん (70代・男性)
あるときゴルフスイングで腰を痛めまし た。整骨院や整形外科を転々としましたが、改善されず悩んでいた頃ラフィーラ体操に出合いました。週に1回通ううち、3ヵ月目には左腰部の痛みがなくなり、2年過ぎた頃には腰痛は完全に消えまし た。“元気で100歳まで”をモットーに多くの方々とラフィー ラ体操をするのが目標です。
H・Fさん (70代・男性)
私の妻は、若い頃から肩や首のこりがひどく、月に2回ほど私にマッサージをねだってきました。ところがこの2~3年、こりを訴えなくなりました。聞くと週1~2回ラフィーラ体操に通っているというのです。その日は体が軽く、肩や首がすっきりし、残りの日は自宅で体操を繰り返すという日々を過すうちに肩こりが消えていったとのことでした。
H・Yさん (60代・女性)
ある日突然、右足首の激痛に襲われ、いくつかの病院に通ってリウマチであることがわかりました。友人に誘われて始めた頃は歩くことや、階段の上り下り、正座やあぐらもできな かったのですが、2年たった頃にはリウマチの数値が下がり、痛み止めの薬の量も減ってきました。最近では正座が少しで きるようになり薬の量も4分の1まで減りました。
E・Yさん (50代・女性)
30年来ぎっくり腰を繰り返していましたが、今までと違うひどい痛みに襲われ整形外科に駆け込んだところ、椎間板ヘル ニアと診断されました。痛み止めの薬やブロック注射をやめることなど考えられませんでしたが、ラフィーラ体操を始めて10ヵ月過ぎた頃には薬も注射もやめることができ、ほとんど症状が現れることなく生活できています。
M・Sさん (50代・女性)
長年、花粉症に悩まされていましたが、 体操をした後はいつも鼻が通りすっきりします。また肩こりや腰痛も解消し、以前までは定期的に通っていたカイロプラクティックへは行く必要がなくなりました。気がつけば、始めた頃よりも5kgやせていました。今は、もう少しやせてMサイズの服を着られ るようになることが目標です。
※個人の感想であり、すべての人に効果・効能を示すものではありません。